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夏でも涼しい猫の楽園。君津「ドリプレ・ローズガーデン」で過ごす癒しのカフェ日和

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英国に迷い込んだかのような猫の楽園

千葉県君津市の緑豊かな里山にたたずむ「ドリプレ・ローズガーデン」。

市街地の喧騒とは無縁の、どこか懐かしくて、時間の流れがゆっくりと感じられる場所。

英国風の庭園が広がるこちらのスポットでは、季節の花々とともに、たくさんの看板猫たちがお出迎えしてくれるのも魅力のひとつ。

庭先でのんびりとくつろぐ猫や店内に遊びに来る猫など。癒しの空間が広がっています。

園内に一歩足を踏み入れれば、風に揺れるバラの香りと、手づくりの温もりに包まれるような雰囲気。

日常からそっと離れて、五感で味わう夏の庭時間へ迷い込んでみませんか?

緑とバラ香る、夏のひととき

千葉県君津市の小高い丘の上に広がる「ドリプレ・ローズガーデン」は、まるで英国の片田舎に迷い込んだかのような庭園

オーナー夫妻が一から手づくりで育て上げたこの庭は、バラが咲き誇る春だけでなく夏の訪問もおすすめです。

真夏のバラは一度ピークを過ぎますが、園内には四季咲きのバラやハーブ、ユリ、クレマチス、アナベルなど、さまざまな植物が静かに咲き続けています。

庭先でくつろぐ、ドリプレの小さな住人たち

お庭を歩いていると、ふらりと現れるのが、のんびりとくつろぐ気ままな猫たち

カフェのテラス席や木陰のベンチ、バラのアーチのそばなど、思い思いの場所で日なたぼっこやお昼寝を楽しんでいます。

人懐っこい子もいれば、少し距離を保ちつつマイペースな子もいて、まるで庭園の風景の一部のように自然と溶け込んでいるのが印象的。

スタッフの方によれば、保護された猫たちが多く、猫ファーストの安心して暮らせる場所が作られています。

訪れる人の心をふっと和ませてくれる、小さな住人たちです。

アンティークと木のぬくもりに囲まれた小屋

ガーデンの中には、アンティークの家具や道具に囲まれた小さな小屋が目に留まります。

まるでイギリスの田舎町にある、何世代も続いた農家の納屋のような、味わい深い佇まい。

ここは、ドリプレ・ローズガーデンの魅力のひとつともいえる、手づくりの温もりが息づく空間です。

小屋の壁には、時を重ねた木のぬくもりがあり、ティン缶や錆びたジョウロなど、ひとつひとつが物語を語るようなアンティーク雑貨が並んでいます。

陽の光がやわらかく差し込むその室内は、静けさの中にどこか懐かしさが漂い、訪れた人の心をふっと過去へと連れていくよう。

ただの飾りではなく、「暮らしの美しさ」や「手をかけることの豊かさ」をそっと伝えてくれる空間です。

手づくりの優しさが香る、庭のカフェへ

バラ園をひと巡りしたら、ぜひ立ち寄りたいのが、園内併設のカフェ。
アンティーク家具に囲まれた店内は、こちらも英国の田舎町のティールームを思わせる、温もりと落ち着きのある空間です。

また本棚には、また本棚には、バラやターシャ・テューダーさんの写真集が並び、自由に手に取って楽しめます。まるで「森の小さな図書館」のようなどこか懐かしい雰囲気にあふれています。

窓の外には緑の庭が広がり、まるで絵本の1ページに入り込んだような気分に。

おすすめは、季節の花を使った自家製ケーキや香り豊かなハーブティー、夏限定の梅ジュースなど。

夏には、レモンケーキやローズジュレ、冷たいローズティーなど、ひんやり涼やかなメニューも登場します。甘さ控えめでやさしい味わいは、花の余韻にぴったり。

ひとつひとつが丁寧に手づくられており、心もほどけるひとときを届けてくれます。

たまには猫スタッフのいたずらも

夏の日差しが強い日は、涼を求めて猫たちがふらりと店内へ。

木の床をのそのそ歩いたり、椅子の下でひと休みしたり、窓際でうとうとしたり……。

ときには、お客さんのテーブルにちょこんと乗ってしまういたずらも。
ふわふわのしっぽがメニューをなぎ倒したり、じっと見つめてきたりと、思わず笑顔がこぼれるワンシーンに出会えます。

スタッフの方々は、猫たちの気ままな動きをそっと見守りながら案内をしており、人にも猫にも心地よい時間が流れています。

猫たちはもちろん触られ慣れている子ばかりではありませんが、その自然体な姿に、訪れる人々の表情もふっとやわらぎます。

“猫に会いに行くティータイム”。そんな過ごし方ができるのも、ドリプレならではの魅力です。

風が吹き抜けるテラス席もおすすめ

季節の植物や緑に囲まれたテラス席は、木陰になっていて、夏でも比較的涼しげ。風が通るたびに葉が揺れ、心地よい音を響かせます。

テーブルごとに置かれたアンティーク調のクロスやチェアも雰囲気たっぷりで、まるでイギリスの田園を旅しているような気分に。

ふと足元を見れば、猫がのんびり通り過ぎていく。

特に朝や夕方の時間帯は、光がやわらかく、風も気持ちよく抜けて、一番ガーデンらしさを感じられるひととき。

本を読んだり、会話を楽しんだり、ぼんやり空を見上げたり――テラス席には、過ごし方を急かさない空気があります。

屋内席も快適ですが、夏のドリプレを味わうなら、風と緑に包まれるテラスでのティータイムをぜひ体験してみてください。

帰りは「ドリプレSHOP」へ

カフェ横のショップには、バラのある暮らしを楽しむためのアイテムがずらり。
香り豊かなローズソープや、ローズティー、ジャム、ハンドクリームなど、ここでしか買えないオリジナル商品も充実しています。

中でも人気なのは、園で採れたバラを使ったローズシロップや、猫のイラストが入った雑貨たち。手書き風のパッケージも可愛らしく、お土産や贈り物に喜ばれそう。

また、店内の一角にはアンティーク雑貨も並び、どれもオーナーが英国で買い付けた一点もの。

「あ、この空間好きだな」と思えるような、静かで温かなセレクトに心が和みます。

風がそよぎ、猫がくつろぐ――夏でも涼しい猫の楽園へ。

日差しの強い夏の日でも、木々が生い茂るこの庭では、風が通り抜け、どこか時間がゆっくりと流れているように感じられます。

四季折々の花々に囲まれながら、手づくりのケーキを味わい、猫たちの気ままな姿に癒される——そんな、都会では出会えない静かなひとときを求めて、足を運ぶ人が後を絶ちません。

季節が移ろうごとに表情を変える庭と、そこに暮らす猫たち。
心がほっとほどけるような優しい時間に出会いたくなったら、ぜひ君津の里山へ。

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