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千葉県版シルクロード構想 千葉県観光メディアの代表が描く、千葉を巡る新たな航路へようこそ!

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こんにちは。
千葉県観光メディア「虹色こまち」の代表兼編集長の内野です。日々千葉の魅力を、虹色こまち編集部のメンバーと発信し続けています。

都会の喧騒と程よい距離感、豊かな自然と古くからの産業文化が入り混じる千葉は、まさに無限の可能性を秘めた宝庫。しかし、その魅力はまだまだ「点」に留まっているのが現状です。

私自身千葉県出身で、23歳から都内に在住しており、約10年間都内に住んでおります。
千葉を離れたからこそ、感じること、千葉の課題が見えてきています。

そこで私が提唱するのが、「千葉県版シルクロード構想」。
この構想では、千葉全域を大きな“絹の道”で結び、観光・地域産業・文化を一気につなげることで、新しい価値とワクワクを生み出そうという試みです。

虹色こまちのミッションは「地方創生から、日本再生へ。」です。
地方創生はただの”経済施策”だけでは解決しないと思っており、なによりも”文化と地域の人々の再構築”だと思っております。

私もこれまでにアメリカ、オーストラリア、東南アジアへの渡航経験がありますが、やはり日本の文化と国民性は本当に素晴らしく、誇りに思います。

1. なぜ今、千葉にシルクロードが必要なのか?

情報の断片をひとつのストーリーに

東京ディズニーリゾートや成田空港、九十九里の波打ち際、房総の里山――千葉には全国に誇れる魅力が散在しています。
しかし、それぞれが独立した存在でしかなく、「ここを訪れたら、次はあっちにも行こう!」という大きなストーリーにはなりきれていません。
情報が断片化し、訪れる人も地域間を自由に回遊しづらいのが実情です。

成田空港からそのまま都内に流れてしまう。悲しすぎます。

地域経済の底上げチャンス

一方で、少子高齢化や人口減少に悩む地域も多い千葉。観光消費が特定エリアに偏り、地方都市や里山地域では観光資源を活かし切れていません。ここを一気につなぎ、広域で消費を循環させられれば、千葉全体の経済を底上げできます。

2. 私が描く「千葉版シルクロード」の全体像

私がイメージする構想の中核は、県内10のエリアを「虹の道」として結ぶネットワーク型観光モデルです。ポイントは「シームレスな移動」「体験型プログラム」「デジタル連携」の3つ。訪れた人がスマホひとつでプランを立て、各地で深い体験を享受し、自然と次のスポットへ足を運ぶ流れをつくります。

エリア番号地域名コードネーム体験キーワード
1成田・香取シルク・ゲート旧街道ウォーク+酒蔵見学
2銚子・東総フォーク・シーザー漁港見学+朝日フォトツアー
3九十九里浜サンド・ライダーサーフィン体験+浜辺BBQ
4木更津・君津グリーン・レイル棚田トレッキング+里山ヨガ
5館山・南房総オールド・ハウス古民家ステイ+郷土料理ワークショップ
6鴨川・東南房総オーシャン・リンクシーワールド+里海カヤック
7富津・鋸山マウンテン・スカイ鋸山ハイキング+夕日クルーズ
8幕張・千葉市内・船橋・市川ナイト・ビート国際展示会×ナイトグルメ+都市型アート巡り
9市原・君津内房エリアリバー・シルク清澄山ハイキング+養老渓谷カヌー&地ビール醸造所見学
10いすみ・南房総東エリア(勝浦・御宿等)フォレスト・トレイル里山農業体験+森林セラピー×地魚料理
※勝手な構想案

3. 具体的施策 「虹色こまち流」3つのタグ

3-1. デジタル周遊パス

スマホアプリで取得できる「虹色こまちシルクロードパス」。訪問実績に応じてデジタルスタンプが貯まり、一定数集めると限定ノベルティや次回クーポンをプレゼント。これにより、ひとつのエリアだけで終わらせず、広域周遊を自然に促します。

3-2. UGCキャンペーンで共創

ハッシュタグ「#虹シルクロ千葉」でSNS投稿を募集。月替わりのテーマ(「海」「山」「歴史」「食」)を設定し、選ばれた投稿は「虹色こまち公式サイト」で特集記事化!ユーザー自身が構想の共創パートナーとなり、自分ごと化して盛り上げてくれます。

インバウンド対策として、「#RainbowSilkRouteChiba」も在日海外インフルエンサーと拡散。

3-3. 編集部直轄の体験プロデュース

「虹色こまち編集部ツアー」を定期開催。虹色こまち編集部メンバーがガイドを務め、エリアコーディネーターとともに地域の事業者を訪問。訪れた方にはバックヤード体験や地元事業者との交流イベントを通じて、深い理解をセットで提供します。

4. 組織とパートナーシップ

  • 虹色こまち推進チーム:企画/編集/システム開発/マーケティングの4部門で、週次でKPIをレビュー。
  • エリアコーディネーター:県内4つのブロックに配置し、地域事業者との調整やイベント運営を担当。
  • 自治体・観光協会連携:こちらは模索段階ですが、ぜひ連携したいです。
  • 民間企業パートナー:交通(シャトルバス・レンタサイクル)、宿泊、飲食店、体験施設と協定を結び、割引・特典を提供。

    ※ご興味ある方ご連絡ください🙇‍♀️

5. 期待する成果と数値目標

  1. 周遊利用者数:初年度5万人、3年後10万人。
  2. 観光消費額:年間20億円以上の創出。
  3. 地域事業者収益アップ:協力店舗の売上平均15%増加。
  4. SNSエンゲージメント:ハッシュタグ投稿5,000件/月を目指し、メディア露出を拡大。

弊社は千葉県の多くのインフルエンサー様と連携を行っており、千葉県のインフルエンサー様との連携を実施を行いながら、プロモーションの実施をできることが強みです。

ここから本格ローンチすれば、目標は決して高すぎません。

6. 持続可能性と未来ビジョン

私の頭の中では「千葉県版シルクロード構想」の最終目標は、大きく以下の5点に集約されます。

  • 広域周遊型観光の定着と継続的な来訪者増加
    • 千葉全域をひとつの観光ネットワークとして認知させ、年間10万人以上の「シルクロード周遊パス」利用者を継続的に創出。
    • 滞在日数を平均1.2泊から1.8泊以上に引き上げ、地域間の消費循環を最大化する。
  • 地域経済の好循環モデル構築
    • 観光消費額20億円以上/年の創出を達成し、農林水産業、伝統工芸、飲食、宿泊など、多様な地場産業の収益を底上げ。
    • 地元事業者の売上平均15%アップを実現し、次世代への事業承継や新規起業を後押し。
  • “虹色こまち”ブランドの確立
    • 「虹色こまちシルクロード」を千葉の新たな観光ブランドとして定着化し、SNSエンゲージメント(月5,000投稿)やメディア露出を通じて国内外に発信。
    • デジタル周遊パスやUGCキャンペーンを通じて、利用者を自走的なプロモーター(ファン)へと育成。
  • 持続可能な地域共創エコシステムの実現
    • EVシャトルバスやシェアサイクル、地産地消プログラムなどSDGsと連動したエコモード機能を定着させ、観光と環境保全の両立を達成。
    • 地域コーディネーター、自治体、大学、企業が一体となった共創型のマネジメント体制を標準化し、常にPDCAを高速回転。
  • 国際的な交流拠点への飛躍
    • 成田空港を起点に、多言語対応アプリや海外インフルエンサー連携でインバウンド誘致を強化し、海外訪問者2万人/年を獲得。
    • ヨーロッパ・アジア諸地域の“千葉県版シルクロード都市”との姉妹提携や国際イベントを通じ、千葉をアジア交流のハブへと進化させる。

これらを総合的に達成することで、「千葉県版シルクロード構想」は単なる観光プロジェクトを超え、地域メディア経営者として描く“持続的に成長し続ける地域共創モデル”へと結実します。

おわりに――千葉県出身者の30代の情熱をあなたへ

「千葉県版シルクロード構想」は、ただの観光ルート整備ではありません。私自身千葉県出身の創業者として、プラットフォームをデザインし、地域とともに成長する共創プロジェクトです。

虹色こまち編集部、地域事業者、そして何より参加してくれるあなたとともに、千葉全域をひとつのシルクロードに変える──。その旅路は、きっとワクワクと驚きに満ちています。

この「千葉県版シルクロード構想」が千葉全域の未来を切り拓く鍵になると確信しています。

地域の声に耳を傾け、共に歩むことで生まれる新たなビジネスチャンスとコミュニティの輪は、やがて千葉をもっと強く、もっと豊かにしてくれるはずです。
#虹シルクロ千葉 を掲げ、私たちと一緒に千葉の明日を創る旅をはじめませんか?あなたの情熱とアイデアが、この地図を彩る大切な一歩です。千葉県版シルクロード構想――千葉県観光メディアの運営が描く、千葉を巡る新たな航路で一緒にワクワクしませんか?

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