2人の距離がグッと縮まる千葉デート。幻想的なホタルに導かれる1日モデルコース

目次
千葉でロマンチックなデートを

千葉市内は電車や徒歩移動でのアクセスがしやすく、デートにもおすすめのエリア。
美術館や緑に囲まれた創作カフェレストラン、千葉の歴史ある公園散策など1日モデルコースをご紹介します。
デートのラストを飾るのは今の時期だけに現れる、ホタルの観賞会。
いつもとは雰囲気が違う、2人の距離がグッと縮まる幻想的なデートへ。
12:00 千葉市美術館

JR千葉駅(東口)から歩いて約15分ほど。千葉市内には屋内施設が点在していますが、デートにおすすめなのは「千葉市美術館」
千葉市美術館は、日本や海外の現代美術、近現代美術を中心に多彩な作品を所蔵しており、特に千葉ゆかりの作家の作品も多く展示されています。
国内外の著名なアーティストの展覧会や、地域の文化を紹介する企画展なども開催され、その時々によって雰囲気がガラッと変わる印象深い展示が観られます。
また千葉市美術館は2025年11月3日(月・祝)に開館30周年を迎えるということで、これまで開催してきた展覧会の軸である「近世から近代の日本絵画と版画」、「1945年以降の現代美術」、「千葉市を中心とした房総ゆかりの作品」という3つのテーマを掲げ、1年を通してその軌跡を振り返る企画展が催されます。

また建物も魅力の一つで、近代的な建築デザインと自然光を取り入れた開放的な空間は圧巻の建築美です。
館内にはカフェやミュージアムショップもあり、アート鑑賞の合間にくつろげる空間が作られているので作品をじっくり観る時間を含め、全体では2時間以上はかかります。
また屋上には緑豊かな庭園があり、晴れた日には千葉港や市街地の景色を楽しみながらリラックスできますよ。
定期的にさまざまな企画展が行われているので、ぜひHPをチェックしてみてください。
スポット詳細はこちら→千葉市美術館
14:00 MOKU -Farm pasta&The Chiburger-

千葉市美術館から歩いて約15分ほど。
そろそろお昼の時間になってきたので、緑が美しいテラス席のあるレストランへ。
千葉大学医学部付属病院の敷地内にある「MOKU -Farm pasta&The Chiburger-」は、千葉の食材をふんだんに使った料理と、別荘を彷彿とさせるようなロケーションが魅力のカフェレストラン。
店内は広々としていて、テラス席では愛犬と一緒に食事が楽しめます。

MOKUのイチオシは、なんといっても千葉県産の食材にこだわったグルメバーガー!
パティは八千代ビーフ経産牛の脛肉を使っており、脂身が少ない赤身で肉肉しい歯ごたえかつサッパリとした旨味が凝縮されています。
レタスやトマトも千葉の農家さんから仕入れており、フライドポテトは十勝にて一年半熟成させた「きたあかり」を使用するなど、素材を生かした料理が味わえます。
グルメバーガーは約7種類に加えて期間限定バーガーなども登場します。

ほかにも肉料理、魚料理、彩りデリプレート、本日のパスタなど種類豊富なランチがゆったりと楽しめます。
季節や旬の食材が彩られたランチは、目で見て、舌で味わい、心で楽しむ、そんな創作料理が味わえます。ランチ価格はおよそ1,500円~2,000円代。
お水の代わりにフルーツティーがボトルで提供されるなど嬉しい心づかいも。
晴れた日のテラス席は木漏れ日が気持ちよく、ゆったりとした時間が過ごせるので、ぜひ空間を味わいに訪れてみてください。
16:00 亥鼻公園

千葉市は道が広く歩きやすいので晴れた日にはお散歩するのがおすすめ。
MOKUから一本道を約10分ほど歩いてやってきたのは「亥鼻城」、江戸時代に千葉藩の藩主が居城として築いた城跡で、戦国時代から江戸時代にかけての歴史的な遺構として残されています。

広々とした芝生エリアや樹木が茂る場所で、都会にありながらマイナスイオンを感じる散策路が魅力です。特に春の桜がお見事で、毎春「千葉城さくら祭り」ではソメイヨシノ約90本が咲き誇ります。
期間中はライトアップによって夜桜が浮かび上がり、いつもとは一風変わった幻想的な亥鼻公園が楽しめます。

園内には「千葉市立郷土博物館」や「千葉県立中央図書館」などがあり、公園全体を通して千葉の歴史に触れられる場所作りがされています。
少し歩き疲れたら「いのはな亭」へ。周辺には日本庭園があり、紅梅をはじめとした椿や萩など四季折々の植物が楽しめます。
いのはな亭には本格的な木造の茶室(集会所)と茶店があり、こちらでは名物の「いのはな団子」や甘酒、煎茶などを味わいながら、ほっと一息つけるお休み処が提供されています。
緑豊かな都会のオアシスでゆったりとした時間をお楽しみください。
18:00 泉谷公園

JR本千葉駅から外房線に乗り8分ほど、JR鎌取駅にやってきました。
夜も深まる中、向かった先は歩いて15分ほどの場所にある「泉谷公園」
元禄時代に「泉谷」と呼ばれている谷筋に出る湧水から名づけられた公園で、緑豊かな樹木や芝生広場、菖蒲田、池などが広がるエリアです。
また5月中旬~6月上旬頃にはある特別なイベントで賑わいをみせます。

それがこちらのホタル観賞会!
昭和59年(1984)公園内に、ホタルを人工飼育する施設「ほたる生態園」が開設され、ゲンジボタルの人工飼育が成功した場所として知られています。
毎年5月下旬~6月上旬頃に公園内でホタルの放虫が行われ、夏の儚い風物詩としてカップルから家族連れまで幅広い世代が足を運ぶ公園です。
ホタルがよく見られる観測場所は菖蒲田の奥の一角、19時~21時頃の間、だんだんと日が暮れてきたタイミングで飛び始め徐々に空に舞い上がります。
優雅に空に舞うホタルは、見る人すべての心を奪う幻想的な光景を見させてくれます。
デートの最後に訪れればロマンチックなムードに。いつもとは違った、この時期にしか見られない特別な景色を見に行きましょう。
ホタル観賞の条件:雨上がりや雨が降る前でムシムシとしている20度前後、月明かりがなく風が穏やかな日
アクセス:JR鎌取駅から徒歩15分。車の場合、専用駐車場は混雑するので近隣のコインパーキングがおすすめです
持ち物:懐中電灯(驚いてしまうのでホタルには向けない)、上着、長靴
注意事項:ホタルの成虫は寿命が短く数日しか生きられないので、捕まえたりせずルールを守って鑑賞しましょう
21:00 湯の郷ほのか 蘇我店

ホタル観賞は20度前後と意外と肌寒いので、帰りに温泉によっても◎
「湯の郷ほのか 蘇我店」はJR蘇我駅からシャトルバスも出ている大型のスーパー銭湯。
年中無休で朝10時~翌9時まで営業しているので、時間を気にせずに滞在できるのも嬉しいポイント。
天然温泉を使用した大浴場や露天風呂、サウナなど種類が多く、冷えた体を温めるのはもちろんリフレッシュできる場所です。
館内にはレストランやカフェ、お休み処などがあり、温泉の後にゆったりくつろげるスペースも完備されています。

スーパー銭湯の目の前には海が広がっており、夜風をあびながら散歩するのも楽しいひと時。
今の時期だけしか見られないホタルを辿る、千葉1日モデルコースはいかがでしたか?
いつもとは雰囲気が違うロマンチックなデートをすれば、2人の距離がもっと縮まるかも。
千葉市内は電車や徒歩移動がしやすいので、ぜひ次のデートの参考ににしてみてくださいね。