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約5万本の紫陽花が咲き誇る!松戸のあじさい寺「本土寺」と周辺おすすめスポットへ

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いまが見頃!松戸が誇るあじさい寺へ

梅雨に入り雨が多くなってきた今日この頃。

せっかくのお出かけが雨模様だと、行く場所も限られるし少し憂鬱になってしまいますよね。

そんな6月に見頃を迎えるのが、紫陽花

松戸市に位置する「本土寺」では、約5万本の紫陽花が咲き乱れ、色とりどりの花が雨に濡れてしっとりとした情景を生みだします。

気分も沈みがちになるこんな時こそ、心を癒してくれる紫陽花の美しさに触れてみませんか?

本土寺とその魅力について

・JR北小金駅

本土寺の最寄り駅はJR北小金駅。北口を出てまっすぐに伸びる本土寺参道を約10分ほど歩きます。

参道までの道沿いにある民家にも紫陽花が咲いていたりと、街全体に花が一斉に咲き誇ります。

・参道

静かな住宅街を抜けると、門柱が見え趣のある参道が続きます。

道路を挟んだ参道には古木が根を下ろし、歩くだけでその歴史の深さを感じさせます。

参道にも所々、紫陽花が植えられ、100円で花が持ち帰れる無人の販売所などもあります。

・黒門家

参道には2つのお土産屋さんがあり、駅よりに「黒門家」、仁王門近くに「赤門家」が位置します。

地元産の野菜や漬物、お土産などを購入でき、イートインスペースもあるので本土寺を参拝した際のお休み所としても親しまれています。

黒門家の名物は「枝豆まんじゅう」4個入500円(税込)!

朝採れの枝豆が練りこまれた生地の中にはたっぷりの餡が詰まっています。白毛早生枝豆という品種で豊かな香りが特徴、上品な甘さが癖になるおいしさです。

・赤門家

赤門家の軒先には種類豊富な漬物が売られています。

こちらではお蕎麦やお赤飯、おにぎりなどが食べられるので、軽食やランチスポットとしてもおすすめです。

名物はその場で焼いて提供される「草だんご」400円(税込)!

香ばしい匂いが鼻をくすぐる食べ歩きにもぴったりなおやつ。甘じょっぱい、くるみみそもおすすめです。サービスでお茶が提供されるのも嬉しいポイント。

ほっと一息つける、のどかな時間が流れるお店です。

・本土寺 仁王門

参道を進むと、まず目に入るのが迫力のある「仁王門」

この時期は着物で参拝する方も多く、朱色の門によく映えています。

門をくぐると、空気がガラッと変わり静寂な境内に心が落ち着きます。

・受付

基本的に拝観料は無料ですが、紫陽花の時期は大人500円の参拝料を納めます。

平日の朝9時半に到着しましたが混雑とはいかないものの、それなりの参拝客で賑わっていました。

・本土寺 本堂

境内に入り奥にあるのが本土寺の「本堂」

日蓮宗の本山である本土寺は、源氏の名門・平賀家の屋敷跡にあり、慶安4年(1651)に小金城主一族の恵了院日修が息女の菩提を祈って造立したと記録されています。

もともとは祖師堂でしたが、明治15年(1882)宗祖六百遠忌に場所を移し本堂としました。

境内には至るところに花が咲いているので目が移りますが、まずは本堂を参拝してから境内を回りましょう。

・本土寺 五重塔

境内に入って左手側には趣深い美しい「五重塔」がそびえ立ちます。

その姿は遠くからでも目を引き、境内のシンボルとして存在感を放っています。

平成3年(1991)に、日像菩薩六百五十遠忌記念として建立され、中にはインドのネール首相より贈られた真仏舎利の一粒を納め、千体佛と共に祀られています。

両脇には紫陽花が咲き、撮影スポットとして親しまれています。

・紫陽花園

本土寺の紫陽花園は、約5万本の紫陽花が植えられており、例年6月中旬頃~は境内全体が色とりどりの花で彩られます。 青や紫、ピンク、白など多彩な色合いの紫陽花は10種類以上。

道沿いに咲いているので間近で花が楽しめます。

丸いイメージの紫陽花ですが、よく見ると種類豊富で花弁が特徴的。至近距離で見られるからこそ魅力に気がつける花園が広がっています。

青空に映える紫陽花は清々しく美しいですが、雨に濡れた紫陽花はより美しさが増すように感じます。

梅雨の時期だけに出会える、しっとりとした空間に癒されてみてくださいね。

・弁天堂

本土寺には、ほかにも見どころがたくさん。

弁天堂は、弁財天を祀る祠で、学問や芸術の神として信仰されています。弁天池の中央の小島の厨子には弁財天が祀られ、池の裏手側には銭洗い弁天を祀っています。

また池の前には、藤棚があり例年4月中旬~5月中旬頃には多くの参拝客が訪れます。まるで雨のように垂れる藤の種が入ったサヤは、花が終わった後でも美しい景色を生みだしています。

・像師堂

こちらの寺域は「往古妙泉院」と呼ばれ、中世からは「輪蔵院」と名を改めた支院の一つでした。
現在は本土寺に合併され、京都開教の祖日像上人の「日像菩薩像」が祀られています。

・地蔵堂

地蔵堂には、子供や旅人の守護神として親しまれる地蔵菩薩像が祀られています。

境内にある「日像菩薩誕生水」と合わせて「子安乳出の日像様」として信仰され、子宝や安産を願う人々が訪れます。

・宝物殿

像師堂からぐるっと周ると見えてくる花菖蒲園は、6月上旬から見頃を迎え、約5,000本以上の花菖蒲が咲き誇ります。

この園は、池の周囲や境内の一角に設けられており、紫や白、黄色、青など多彩な色の花菖蒲が咲き乱れます。 静かな池のほとりでのんびりと眺めながら、ゆったりとした散策路がのび訪れる人々に癒しと安らぎをもたらします。

菖蒲園の奥に見えるのは「宝物殿」

本土寺の宝物殿は、境内にある歴史的な宝物や仏像、古文書などを収蔵・展示している施設です。

この宝物殿には、江戸時代やそれ以前の貴重な仏像や仏画、古文書、工芸品などが収められており、境内の歴史や文化を深く理解することができます。

とくに、お寺の歴史に関わる資料や、禅宗に関する貴重な品々が展示されており、仏教文化や歴史に興味のある方には非常に見応えのある場所です。

基本的には一般公開されていませんが、不定期で解放されるのでぜひHPでチェックしてみてください。

・寺務所

ひと通り参拝が終わったら、ぜひ寺務所へ。

紫陽花の時期限定の御朱印(1,000円)がいただけます。

本土寺は境内が広く、ゆっくり参拝すると1時間はかかります。

休日は混雑するので平日の朝に訪れると比較的、人混みを避けて周れますよ。

雨のお散歩が楽しくなる、今の時期だけのあじさい寺へ。

周辺おすすめスポット!

・草木庵

本土寺の参道沿いにはお土産屋さんだけでなく飲食店も。

こちらの「草木庵」は参拝や散策の合間に立ち寄れるお蕎麦屋さんとして人気。

店先にはピンク色の鮮やかな紫陽花が目を惹きます。

木のぬくもりを感じる店内は広々としていて、団体客も可能。

壁に貼ってあるメニューから選びます。

注文したのは「天ざるそば」1,600円(税込)!

手打ち蕎麦が評判で、つるっとした喉越しと香り高い味わいを楽しめます。天ぷらはエビ、サツマイモ、マイタケ、ナス、カボチャ、ネギなどが種類豊富、カラッと揚げられているので胃もたれの心配がありません。

また、そば湯が入った湯桶が提供されるのも嬉しいポイント。蕎麦つゆが薄めなので蕎麦の香りがしっかりと感じられます。

量は控えめなので男性は大盛りがおすすめです。

・かふぇ どえんで

歩き疲れたら自家焙煎の珈琲が堪能できる「かふぇ どえんで」がおすすめ。

参道沿いにありますが奥待っているのでつい見逃しがち、ひっそりと佇む喫茶店です。

店内に一歩足を踏み入れると、珈琲豆のいい香りに包まれます。

地元民憩いの場になっており気さくなマスターとのおしゃべりが弾む、そんな居心地の良い空間が広がっています。

注文したのは「えんでブレンド NO.3」600円(税込)、モカ・マタリを加えモカ特有の味と香りをもつ軽やかなブレンドです。

フルーティーで飲みやすい口当たり、奥には深いコクも感じるマイルドな一杯。

各地を転々と渡り歩いてきた、という旅好きなマスター。

自然と旅好きや喫茶店好きが集まるお店で、上質な珈琲を飲みながらゆったりとした時間が過ごせます。

何度でも帰りたくなる、そんな魅力が溢れる喫茶店です。

・あじさい通り

本土寺から歩いて約20分ほど、こちらは松戸のお隣に位置する流山「あじさい通り」

松戸といえば本土寺が有名ですが、こちらはあまり知られていない穴場のあじさいスポット。

本土寺は平らな道に紫陽花が咲いていますが、こちらは丘に沿って植えられているので迫力ある景色が楽しめます。

100mほどと規模は小さいですが株数が多いので見ごたえ抜群!場所が少し不便なので観光客が少なく、ゆったりと楽しめます。

道路沿いにあり車が行き交うので散策の際は注意が必要。

ゆったりと自分だけの紫陽花時間をお楽しみください♪

あじさい散歩は松戸・流山へ

松戸市「本土寺」とおすすめ周辺スポットいかがでしたか?

ぜひ梅雨の時期ならではの情緒あふれる紫陽花散歩を楽しんでくださいね。

それでは!

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