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(網羅版)【南房総エリア】シルバーウィークに行きたい王道・観光スポット10選

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大型連休は南房総エリアがおすすめ!

首都圏からほんの少し足をのばすだけで出会える、海と山と人の温もり。

鋸南町から南房総市館山市、そして鴨川市へと続く「南房総エリア」は、まさにシルバーウィークにぴったりの旅先です。

青く広がる太平洋、季節の花が咲き誇る灯台や公園、港町ならではの新鮮な海の幸。のんびりと時間が流れる里山の風景も、せわしない日常を忘れさせてくれます。

ファミリーで水族館から、カップルで訪れたい夕日の名所、歴史好きには外せない寺社仏閣まで。

南房総は、誰と訪れても必ず思い出に残る旅になるはずです。

今回は、地元ライターおすすめの「シルバーウィークに行きたい南房総の王道スポット10選」 をご紹介します。

1. 鋸山 日本寺(鋸南町)

絶景と歴史が織りなす、房総の天空回廊

千葉県富津市と鋸南町の境に位置する「鋸山」(のこぎりやま)は、標高329.5メートルの低山ながら、東京湾や富士山を望む絶景スポットとして人気の観光地。

その名の通り、鋸の刃のようなギザギザとした山容が特徴で、かつて房州石の産地として栄えた歴史を持ちます。

山頂へは、全長680メートルの鋸山ロープウェーを利用することで、約4分でアクセス可能!

山頂駅からは、富士山や伊豆大島、東京湾を一望できる展望台があり、晴れた日には絶景が広がります。

鋸山の最大の見どころは、断崖絶壁から突き出た「地獄のぞき」と呼ばれる展望スポット!

眼下に広がる景色はスリル抜群!晴れた日には絶景が広がりますが、魅力は晴天だけではありません。霧が立ちこめた日には幻想的な雰囲気に包まれ、まるで映画のワンシーンのよう。思わず息をのむ美しさに出会えます。

一方で、鋸山は風の通り道でもあるため、強風の日は本当に吹き飛ばされそうなほど。展望台に立つときは足元や服装に気をつけて、安全第一で楽しむのがおすすめです。

また、山内には日本最大級の石仏「百尺観音」や、高さ31.05メートルの「日本寺大仏」など、歴史的な見どころも豊富です。

登山道は複数あり、初心者から上級者まで楽しめるコースが整備されています。特に、かつて房州石を運んだ「車力道」と呼ばれる道は、歴史を感じながら歩くことができる人気のコースです。

鋸山は、自然の美しさと歴史的な魅力が融合したスポットとして、四季を通じて多くの観光客に親しまれています。

訪れる際は、動きやすい服装と歩きやすい靴を準備し、絶景と歴史を堪能してくださいね。

2. 道の駅 保田小学校(鋸南町)

廃校がまるごと道の駅に。なつかしさと南房総グルメを体験!

廃校になった小学校をリノベーションした、鋸南町にあるユニークな「道の駅 保田小学校」。
黒板や教室がそのまま残っていて、懐かしい学校の雰囲気を味わえるのが人気の理由です。

校庭は広い芝生広場になっていて、子ども連れでものんびり遊べます。

館内には観光案内コーナーがあり、南房総のおすすめスポットや旬のイベント情報、地元ならではの体験プログラムが紹介されています。

また、直売所に並ぶ野菜や果物、加工品を見ているだけでも「この時期、千葉では何が旬なのか」が自然と分かるのも魅力のひとつ。

千葉・鋸南町にある廃校リノベーション施設!「道の駅 保田小学校」や絶景カフェを巡る旅

元小学校の校舎をそのままリノベーションしているので、館内を歩けば「懐かしい!」と思わず声が出るポイントがそこかしこに残っています。

廊下に置かれた平均台や、当時のまま残る黒板や机など、まるで自分が小学生に戻ったかのような気分になれる仕掛けがいっぱい。子どもは新鮮、大人にとってはノスタルジー。

世代を問わずワクワクできるのが、この道の駅の最大の特徴です。

保田小学校には、ただ立ち寄るだけではもったいない魅力がたくさん。

館内には学校給食を再現したランチを味わえる食堂や、揚げパンやカレーなど懐かしい学校給食が味わえるお店、さらには房総の地元野菜や魚介を使ったグルメスポットまで。

訪れる人それぞれが「なつかしい」と「ここでしか食べられない」を両方楽しめるのが特徴です。

小学校の校舎をそのまま活かした空間で食べるからこそ、どのメニューも思い出とリンクして特別な味わいに。

学校を改装したユニークな空間を歩きながら、グルメで満たされ、さらに千葉の最新情報まで手に入る――保田小学校はまさに“地域のハブ”のような道の駅です。

3. 野島埼灯台(南房総市)

房総半島の最南端、海と空を見渡す白亜の灯台

 南房総の旅で外せないのが、房総半島の最南端にそびえる「野島埼灯台」。

白亜の塔が青い空と海に映える姿は、まさに南房総観光のシンボルです。

「日本の灯台50選」にも選ばれており、観光で訪れる人はもちろん、写真好きやカップルにも人気の絶景スポット。

灯台の上に上れば、太平洋の大パノラマが広がり、天気が良ければ伊豆大島まで望めます。

夕暮れ時は特に美しく、赤く染まる海と空を背景にした灯台の姿は、南房総の旅のハイライトになること間違いなし。

周辺は「野島崎公園」として整備されていて、一周、約20分の遊歩道を歩けば海岸線の迫力ある景色や磯遊びも楽しめます。灯台だけでなく、のんびりと海辺の散策ができるのもこのスポットの魅力です。

公園内はゴツゴツとした岩場や潮だまりが広がっていて、子どもたちには磯遊びスポットとしても人気。

運が良ければ小さな魚やカニ、ヤドカリに出会えるので、網やバケツを持って出かけるとより楽しめますよ。

 公園内を歩いていくと、海に向かって立つ白いモニュメント「愛の鐘」が見えてきます。

房総半島最南端の海を背景にしたその姿は、まさに南房総らしいロマンチックな景観。

カップルが並んで鐘を鳴らすと「永遠の愛が叶う」と言われ、休日には写真を撮る人の列ができるほどの人気ぶりです。

地元では“恋人の聖地”として知られていて、プロポーズや記念日のデートで立ち寄る人も多いとか。

散策の途中でふらっと立ち寄れる場所ですが、海を目の前にして鳴らす鐘の音は意外と心に響きます。

南房総ドライブの記念に、ぜひ立ち寄っておきたいスポットです。

4. 道の駅とみうら枇杷俱楽部(南房総市)

南房総といえばびわ!グルメもお土産も揃う人気道の駅

南房総を代表する道の駅といえば「道の駅とみうら枇杷倶楽部」。

その名の通り、千葉・房州びわをテーマにした施設で、「全国道の駅グランプリ」で最優秀賞を獲得した人気スポットです。

特に、その美しいロケーションと居心地の良さが評判で、地元の新鮮な食材やお土産を楽しめるだけでなく、心癒される空間としても知られています。

また「全国道の駅連絡会」や「環境省のエコ認証」などの認定を受けており、自然と調和した美しい建物や景観が魅力です。

こちらに立ち寄ったらぜひ味わってほしいのが、びわスイーツ

「オリジナルびわソフト」450円や「びわシャーベット」450円、「びわミルクソフト」480円(各税込)など房総半島名物のびわがたっぷりと味わえます。

肉厚のびわはジューシーで上品な味わい、濃厚なソフトクリームの甘さとの相性が抜群です。

また、道の駅とみうらの園内には、自然の風情を感じながらゆったりと散策できる美しい公園があります。

広々とした緑地には、季節ごとにさまざまな花々が咲き誇り、訪れる人々の目を楽しませてくれます。

特に春からは桜やチューリップ、ツツジが見事で、花の香りとともに心癒される散歩道となります。

夏には涼しげなハーブが彩りを添え、木陰の下でのんびりと過ごすのもおすすめ◎

お買い物だけでなく、カフェやお散歩も楽しめる美しい道の駅なので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

5. 道の駅ちくら 潮風王国(南房総市)

海と花に包まれた、南房総の癒しの楽園「道の駅ちくら 潮風王国」

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千葉県南房総市千倉町に位置する「道の駅ちくら 潮風王国」は、太平洋を望む絶好のロケーションにあり、新鮮な海の幸や地元の特産品、豊かな自然を満喫できるスポット。

広大な芝生広場やユニークな施設が揃い、家族連れからカップル、観光客まで幅広い層に人気を集めています。

施設内には、地元の海産物や農産物を取り扱う直売所があり、房州海老やサザエ、アワビなどの新鮮な魚介類を購入できます。

また、レストラン「旬膳 はな房」では、地元で水揚げされた魚介を使った海鮮丼や定食が楽しめ、ボリューム満点でリーズナブルな価格が魅力です。

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屋外には、昭和30〜40年代に活躍した漁船「第一千倉丸」の実物大レプリカが展示されており、ブリッジに登って海を眺められるのも魅力!

広々とした芝生広場やじゃぶじゃぶ池もあり、子どもたちが思いっきり遊べる環境が整っています。

さらに、潮風王国を中心に、海岸通り沿いの堤防約1500mにわたって158点の壁画作品が描かれており、50名以上のアーティストによる多彩なアート作品を眺めながら海辺の散歩も。

春には、近隣の「千田の花畑」でポピーやキンセンカ、ストックなどの花が咲き誇り、花摘み体験も人気です。また、初日の出スポットとしても知られ、芝生広場や漁船のモニュメントから美しい日の出が見られます。

「道の駅ちくら 潮風王国」は、海の幸、自然、アートが融合した魅力あふれるスポットです。

南房総を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

6. 大房岬自然公園(南房総市)

大自然の恵みを感じるハイキングスポット!

自然豊かな南房総市。その大自然を満喫するなら「大房岬自然公園」はハズせません。

ここは夏の陽射しの中、心地よい潮風と緑に包まれる絶好のリフレッシュスポット

公園内は広大な敷地に、海に面した絶景ポイントや緑豊かな遊歩道、芝生広場が点在するちょっとしたハイキングコースからなっています。

夏の散策は、まずは海沿いの遊歩道をゆったりと歩くのがおすすめです。潮風を感じながら、青い海と空のコントラストを眺めつつ、自然の息吹を肌で感じられます。

また、芝生広場や木陰のあるエリアでは、ピクニックを楽しむのも格別!

お弁当や軽食を持ち込んで、青空の下でのんびりと過ごす時間は、日常の疲れを癒す最高のひとときです。

目の前には富浦湾や館山湾(鏡ヶ浦)が広がり、晴れた日の展望台からは浦賀水道、また、南総里見八犬伝で有名な富山や房州の高峰、伊予ケ岳、遠くには富士山や伊豆大島、伊豆半島が一望できます。

広場から階段を下りればプライベートビーチのような海岸が広がります。

海の透明度は抜群!カニや魚なども見られ、浅瀬で遊びながら海の生き物の観察も楽しめるスポットです。

7. 館山パイオニアファーム(館山市)

手で摘んで、味わって、広がる農とスイーツの“いちじく体験リゾート”

いちご狩りやぶどう狩り、みかん狩りなど、季節によってそれぞれの果物狩りが楽しめますが、千葉県館山市では珍しい果物狩りが楽しめるのをご存じですか?

シルバーウィーク中に果実狩りをするなら「館山パイオニアファーム」がおすすめ!
南房総の温暖な気候を活かした果樹園で、年間を通してさまざまな果実狩りを楽しめます。

8月中旬~10月下旬におすすめなのが、ちょっと珍しい「いちじく狩り」。完熟したいちじくをその場でもぎ取って味わえる体験は、スーパーで買う果実とはひと味もふた味も違います。

とろりと甘く、みずみずしい口当たりに驚く人も多いのだとか。

こちらで栽培されている品種は、桝井ドーフィン、ロングドゥート、ネグローネ、ブリジャソットグリースの4種類で、特に幻の白いちじくと呼ばれるブリジャソットグリースが収穫できる日はラッキー!

館山パイオニアファームはハウス栽培なので、小雨でも楽しめるのがポイント!
ハウスの中は迷路のように広く、ひとつの木から枝分かれし横に伸びています。

ちなみに諸説言い伝えがありますが、いちじくは”一つの木から1日1個実が獲れる”ことから、いちじくと名付けられたそうです。

さらに園内にはカフェも併設されていて、収穫した果物を使ったスイーツやドリンクが味わえるのも魅力。フルーツそのままの美味しさを堪能した後は、涼しい店内でカフェタイム。テラス席に座れば、果樹園を眺めながらゆったりと過ごせます。

家族連れやカップルでのお出かけにぴったりな、南房総ならではの“食べる・採る・くつろぐ”を同時に楽しめるスポットです。

8. 鴨川シーワールド

シャチ・イルカ・アシカのショーで盛り上がる海のテーマパーク

鴨川市を代表する観光スポットといえば、もちろん「鴨川シーワールド」。シャチやイルカのダイナミックなパフォーマンスで有名な、千葉県屈指の水族館です。

ショーや展示だけでなく、動物と触れ合える体験プログラムも人気があります。

イルカやアシカとの記念撮影、エサやり体験など、ただ見るだけではない“参加型の楽しみ”が用意されているのが鴨川シーワールドの魅力です。

鴨川シーワールドといえば、やっぱりシャチですよね。巨大な黒と白の体を持つ姿はまさに「海の王者」で、国内でシャチに会える水族館は限られているため、鴨シーの大きな目玉となっています。

一番の魅力はなんといってもショー。プールいっぱいに泳ぎ回ったかと思えば、高く跳び上がり、豪快に水面へダイブ。観客席の最前列は一瞬でびしょ濡れになるほどの水しぶきが飛び散ります。その迫力は言葉では表せないほどで、初めて見た人は必ず圧倒されるはずです。

シャチの魅力は迫力だけではありません。トレーナーと息を合わせて演じる繊細な動きや、観客をじっと見つめるような目の表情からは、高い知性と優しさも伝わってきます。

巨大で力強いのに、どこか愛嬌を感じる――そんなギャップも人気の理由です。

続くイルカやアシカショーはテンポよく、子どもから大人まで思わず笑顔になる演出が盛り込まれています。ベルーガ(シロイルカ)の可愛らしい仕草に癒やされるひとときも見逃せません。

展示エリアでは、カラフルな熱帯魚やウミガメが泳ぐ、南国のサンゴ礁を再現した「トロピカルアイランド」などがおすすめ。

地元・房総の自然をテーマにした「エコアクアローム」では、川や海に棲む生き物を通じて地域の環境について学べるのも特徴です。

南房総で「一日じっくり楽しみたい」と思うなら、必ず訪れておきたい王道スポットのひとつです。

さらに隣接する「鴨川シーワールドホテル」に宿泊すれば、翌日もじっくり楽しめる滞在型の水族館として過ごせるのも特徴です。

9. 大山千枚田

「東京から最も近い、日本の原風景」

千葉県鴨川市の山間部に広がる「大山千枚田」は、東京から車で約1時間半とアクセス良好な場所に位置し、都会の喧騒を離れて日本の原風景を感じられるスポット。

標高90~150mの急傾斜地に、大小375枚の棚田が階段状に広がる景観は、まさに圧巻。その美しさから、1999年に農林水産省の「日本の棚田百選」に選定され、2022年には「つなぐ棚田遺産~ふるさとの誇りを未来へ~」にも認定されました。

春の田植え前には、水を張った棚田が空を映し出し、夏には緑豊かな稲が風に揺れ、秋には黄金色の稲穂が一面に広がります。冬の雪景色もまた格別で、四季折々の風景が訪れる人々を魅了します。

大山千枚田では、都市と農村の交流を目的とした「棚田オーナー制度」を導入しており、田植えや稲刈りなどの農作業体験が可能です。また、藍染め体験や自然観察など、多彩なプログラムも用意されています。

さらに、毎年10月下旬から1月上旬にかけて開催される「棚田のあかり」は、約1万本のLEDライトで棚田を幻想的にライトアップするイベントで、多くの観光客を魅了しています。

自然と人々の営みが織りなす美しい景観を、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

10. 仁右衛門島

千葉・鴨川の秘境、舟で渡るプライベートアイランド

鴨川の海にぽっかり浮かぶ「仁右衛門島(にえもんじま)」。

島の所有者である仁右衛門家の名前を冠した、全国でも珍しい“個人所有の島”です。

観光客は手漕ぎ舟に乗って渡ることができ、わずか数分の移動で日常から切り離された別世界に足を踏み入れることができます。

舟で渡る、という体験そのものに旅情をかき立てられます。

島内に広がるのは、手つかずの自然と歴史の香り。

遊歩道を歩いて行くと、緑に覆われた小径や切り立つ岩場が続き、海を見渡す絶景スポットが次々と現れます。中でも有名なのが「千畳敷」と呼ばれる大きな岩盤。

太平洋の大海原を目の前にして、迫力ある波しぶきを体感できる場所で、思わず時間を忘れてしまうほど。

仁右衛門島はただの景勝地ではなく、歴史と伝説に彩られた場所でもあります。

源頼朝が安房へ逃れる途中に立ち寄った、日蓮聖人が修行に訪れたなど、古くから数々の物語が伝わっており、歴史好きにとっても見逃せないスポットです。

島の散策は1〜2時間ほど。途中にはベンチや東屋があり、海を眺めながらのんびり休憩することもできます。

春にはツツジや新緑、夏は青い海とセミの声、秋は潮風に揺れるススキ、冬は澄んだ空気の絶景と、四季折々の表情が楽しめるのも魅力。

シルバーウィークの時期は、空気が澄み渡り、波も比較的穏やかなので散策にもぴったり。家族でのちょっとした冒険気分、カップルのデート、友人同士の小旅行におすすめです。

南房総らしい海の絶景と、古くから受け継がれてきた物語をあわせて体感できる仁右衛門島。鴨川に来たら、舟に揺られてこの特別な小島へ渡ってみてはいかがでしょうか。

この連休は、南房総で“特別なやすらぎ”を

忙しい日常から少し離れて、秋の澄んだ空気と南房総の自然に包まれるシルバーウィーク。

新鮮な海の幸を味わい、名刹や里山を巡り、海辺の夕暮れに癒やされる――。
そんな贅沢な時間がここにはあります。

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