沖ノ島
沖ノ島
千葉県館山市の「沖ノ島」は、館山湾南端にある無人島で、約200メートルの砂州(陸繋島)によって陸続きになった自然豊かなスポット。全周約1kmの島内には、岩場と砂浜が混在し、シュノーケリングや磯遊び、貝殻拾いが楽しめます。また、夏にはコーラルリーフ(サンゴの北限域)も観察でき、透明度の高い海水での遊泳が魅力です。島内には、ウガ明神を祀る神社や遊歩道も整備されており、散策しながら海と森の両方を満喫できるネイチャーアイランドです。 アクセスは、館山駅からバス+徒歩で約45分、駐車場からも歩いて渡ることができます。自然観察や体験記事にぴったりのスポットです。
-
住所
-
営業時間
概要
歩いて行ける小さな無人島。自然と歴史にふれる館山の隠れた名所。
館山市の海岸沿いに位置する「沖ノ島」は、陸地から砂浜を歩いて渡ることができる、周囲およそ1kmの無人島です。
車で近くまで行き、あとは徒歩で静かな浜を進んでいくというアクセスの気軽さと、島内の豊かな自然環境から、地元の人々や旅慣れた観光客にひそかに親しまれている場所です。

波音と木陰に包まれる、島の小道
沖ノ島の中には、手つかずの森とゆるやかな小道が広がり、木漏れ日と潮風が心地よく感じられる静かな散策が楽しめます。
整備された遊歩道ではなく、自然のままの小道が続くため、靴はスニーカーが安心です。歩きながら聞こえてくるのは鳥の声と波の音だけ。
観光地化されていないからこそ、自然との距離がぐっと近づきます。

磯遊びや貝殻探しが楽しい浜辺
島のまわりを囲む遠浅の海は、干潮時になるとさまざまな形の貝殻や小さな生きものが姿を現し、子ども連れのファミリーにとっては絶好の自然遊びスポットになります。
水に足を浸して波の感触を楽しんだり、砂をすくって小さな生き物を探したり、人工的な遊具とはまた違った“発見の連続”がここにはあります。

島の歴史と祠の存在
島の奥には、簡素なつくりの祠がひっそりと建てられており、古くから地域の信仰対象として親しまれてきた面影が残ります。
現在でも、散策に訪れた人が手を合わせて通り過ぎる姿があり、自然と共にある人の営みが垣間見える瞬間です。
観光地として賑やかに開発されていないからこそ、こうした静けさが守られています。

アクセスの良さと気軽な非日常
市街地から車で15分ほど、無料の駐車場に車を停めれば、目の前に広がる海と島。そこからは靴のまま歩いて数分で、もうそこは“別世界”。
南房総観光の途中にふらっと立ち寄れる気軽さがありながら、海・森・歴史という三つの要素をそなえた沖ノ島は、まさに“時間を忘れる体験”をくれる場所です。

注意点とおすすめの楽しみ方
- 島内に売店やトイレはありません。事前に準備してから訪れましょう。
- 歩きやすい靴、帽子、水分は必携。夏場は特に日差しと熱中症に注意が必要です。
- 朝や夕方など、人の少ない時間帯に訪れると、より静かで幻想的な風景が味わえます。
- ゴミは必ず持ち帰るなど、環境保護への配慮を忘れずに。

基本情報
- 所在地:千葉県館山市富士見地区沖合
- アクセス:JR館山駅から車で約15分、駐車場から徒歩で約5分(潮位による)
- 所要時間の目安:散策は30分〜1時間ほど
- トイレ・売店:なし(近隣の公園または道の駅等を利用)
沖ノ島は、派手なアクティビティはありませんが、
“静けさと自然の密度”ではきっと記憶に残る旅のひとつになります。
館山に訪れたら、ぜひ一度、自分の足で歩いて渡ってみてください。
-
住所
-
営業時間
facilities